仙台市内にて駐車場の拡張を主な目的としながら、
ファサード面全般的な改修工事を行いました
植物が大好きなご家族でしたので、使える植物は再利用を前提に計画プランスタート
着工前全景
鉄平石をあしらった土留の上部には大谷石の塀
そして門かぶりの松
落ち着いた味わいのある和風外構の良さはありながらも、
耐震性には疑問符が残ることから大谷石塀は全撤去
解体撤去完了
目視は困難な埋設配管深さにも色々と改修を加える事に
専門業の私共にとっては見慣れた光景ですが、
お客様にとっては「こんなに大掛かりに！」と感じるようですね。
こんなに沢山の土を重機で掘ってダンプ車で何十台も搬出する事は想定の範囲外のようです。
改修完了全景
基本骨格をなす土留材料として、元からお庭へ据えられていた鳥海石を再利用
写真ではわかり難いですが石積みの隙間にも下草の緑を配植
新たに作り直した門塀の仕上げ素材にはコンクリート本実仕上げを再現したタイル
タカショー セラウォール をご採用頂きました
コンクリート本実仕上げの味わい深さも捨てがたいのですが、
コンクリート打ち放しの技術的課題や経年劣化を考慮された素材です。
とても味わい深い素材です
弊社の施工例では他にもいくつかのお客様にて採用させて頂いております
仙台 宮城 積水ハウスの優雅なデザイン、古きを訪ね新しきを知る、そんな外構エクステリアとお庭
そしてご主人様こだわりの重要なポイントは Lixil カーポートSC です
屋根そのものを構造材とすることで、”中骨レス”という新しい発想のカーポートが生まれました。
屋根部はすべてアルミを採用。強度を確保しながら、わずか40mmという薄さも実現。
梁が見えない「屋根」と「柱」だけのシンプルな構成は、どんな住宅にも美しく調和します。
外構エクステリアの設計デザインに携わる一人として感じる事のひとつとして、
カーポートの屋根は便利ではありますが建築ファサード面の気品をワンランク下げてしまうものが多いなと思う事もあります
一般品のカーポート商品と比べた場合、価格は多少目をつむって頂いても採用するだけの「価値感」ある物と思います。
門廻り
駐車スペース確保とお庭のスペース確保の理由からアプローチ入口と玄関ドアは真正面の位置関係となってしまいました
玄関内部が丸見えになる事、単純にまっすぐなアプローチ動線では趣に欠ける事から
アプローチを雁行型としフォーカルポイントとしても植栽帯を設ける事で、
まるで「緑のトンネル」をくぐる様な心地よい空間ができあがりました。
ちなみにこの多くの植物は全てお客様にて植え付けて頂きました。
もの凄く綺麗ですね
近頃では植物はあまり好まれない傾向にありますが、
緑のもつ力と言いますか、建築や外構エクステリアの全てを最後に綺麗に演出してくれるのは植物だと思います。
インテリアにしても観葉植物があるか無いかでは雰囲気が大違いですよね
